境内にある立て札に拠りますと
中臣印達神社(なかとみいだてじんじゃ)
御祭神 五十猛神(素戔鳴尊の御子)
創建 宝亀元年(西紀七七〇年)
例祭 四月十日 十月十日
社格 『延喜式』に名神大神とあり 古社であり 大神でもある
(『延喜式』第十巻五十七枚所蔵)
五十猛神は父神であられる素戔鳴尊とともに
天照大神が驚きになられるぐらいの 又 国内が
混乱するぐらいの新しい文化・文明を大陸より移入
それ以降 国内の農耕・文化・文明は 大変な発展をとげたとされる
これらより ご霊験灼な神と信仰が篤い そして大陸・朝鮮半島より
樹木の種を持ち帰ったことにより 植林の神とも伝えられている
近年では困った時の神頼みの神社として
一言心願成就が密かに人気である
又別の石碑には
記
当社は播磨の国にあって「延喜式」名神大社という
由緒正しき古社で 創設七七〇年(宝亀元年)で
以来一二二五年の年月を重ねて 平成七年にその祭儀を執り行った
しかし 幣殿・拝殿の老朽化により 屋根の雨漏りがすることとなり
修理を余儀なくされるに至った
今回の修造は氏子・企業・関係各位のご寄付により
完成を見たもので 改修に際して 古代建築物の様式を保ち
重厚と美観を図ると共に 風雨に耐え 長期に亘る保存に
配慮したものである
いずれのお宮さんも 維持管理に関しては 氏子の皆さんは
それぞれ ご苦労なさっているようです
参拝させていただく 私たちにはとてもありがたいことですが
狛犬さんの台座には 文政八酉(1825)
九月吉日 と刻まれていました
自然石の上に セメント製に見える狛犬さんが奉納されていました
しかし 後ろに回ると 鏝絵と思われる 山水画がついていました
昭和五十五年(一九八〇年) 納左官常村平大 と書かれていました
この左官屋さんの作品は 他にもいくつか奉納されていました
石の下に隠れるように 蛙の親子が置かれています
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