このお宮さんは 万葉歌人「山部赤人」に縁があります
説明板によりますと
山部赤人伝説
当地は万葉歌人・山部赤人の終焉の地と伝えられ
赤人伝説にまつわる史跡が多く残されています
◇赤人廟碑・慶応元年(1865年)に高島郡の歌人渡忠秋の
勧めにより碑文が刻まれたもので 赤人寺は山部赤人の創建で
小松社(山部神社)が赤人の廟にあたり 近くには赤人墓や
赤人桜があった事など 赤人と当地の関係が詳しく記されています
◇赤人歌碑
「春野の 寿みれ摘みにと こし我は野をなつかしみ 一夜寝た計る」
(明治十二年建立)
「田子の浦ゆ うち出でてみればま白にぞ 富士の高嶺に 雪はふりける」
(昭和四十二年建立)
山部神社縁起
山部神社は 万葉歌人として名高い山部赤人を祭神とし
明治九年(1876年)に小松大明神から 山部神社に改称されました
本殿は一間社流造り桧皮葺で 室町時代末頃に建立されたとされています
また 本社には平安時代末から 室町時代にかけての古文書63点
(市指定文化財) が伝えられており その内容から
当地下麻生は 当時下七坂と称し
麻生荘の中心的は位置にあった事がわかります
狛犬さんの台座には 昭和十年四月
川守 石常作 と刻まれていました
お宮さんの隣に 養老山 赤人寺(ようろうさん しゃくにんじ)があります
寺内に国指定重要文化財の石造七重塔があります
この灯篭は 昭和年代に置かれたもののようですが
笠の所に何故か 桃の実が刻まれています
赤人と桃 何か関係あるのでしょうか
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