水曜日, 9月 03, 2008

狛犬さん 567

2008.06.26 滋賀県東近江市蒲生町 高木神社
 天智天皇の第二皇子梵天王は 高岡宮を建て28歳の若さで亡くなり
 付き人に麻生庄が譲られた 
 高木神社は、神亀元年(724年)に創建され 
 御祭神は高皇産霊神・大己貴命
 本殿で行われるケンケト祭は 養老7年(773年)4月の聖武天皇御幸のときに
 日野川洪水で橋が流されたため 橋に代わるものとして帯を持ちより
 木太刀に結びつけたものを7本用意して仮橋を造り渡したのが起源とされており 
 国の無形民俗文化財に指定されているのだそうです
 行基が麻生庄に来て一院を建て高木神社の守護寺としたが 兵火で焼かれたため
 今から約400年前に 現在の位置に再建されたとのことです
 説明板によりますと
 
重要文化財  高木神社本殿
               大正四年三月二十六日指定
  高木神社は麻生庄 五郷の総社で 祭神は高産霊神(タカミムスビノカミ)を祀る
  現在の本殿は 隣接する日吉神社本殿と様式がよく類似しており
 永正頃に建てられたと考えられる
 形式は前室付三間社流造
 繊細で優美な三間社本殿の好例である


 狛犬さんの台座には 昭和六年(1931)九月吉日   と刻まれていました

 鳥居の前に 注連縄が張られていると思ったのですが
    これは 「勧請縄」と言うもののようです
 勧請縄とは 集落の出入り口の道上に掛けられ 
  集落に悪疫や災難が入ってこないよう 地区の宝が外に流れ出ないように
 祈願の一つの方法として 「道切り」をしている 結界のような意味があるとか
 山の神様を里に迎える神事の一部だとか 言われているようです
 どうも 注連縄と勧請縄の区別は 注連縄はお正月と言う期間限定ですが
 勧請縄は 通年で 張っているくらいの違いのようです

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