土曜日, 9月 29, 2007

狛犬さん 310

2005.06.30 香川県さぬき市津田町 津田八幡神社
 お宮さんの前は 綺麗な松林と砂浜
   文字通り白砂青松の地にありました
  ここには3000本の松の木があるそうです
  中には樹齢600年を超えるものもあるとか
   そんな古い松の木の下に 七福神が祀ってありました

吽形の頭には小さな角が見えています
  阿吽どちらの前足にも 紐が結んでありますが 誰がどんな願いを込めているのでしょう

金曜日, 9月 28, 2007

狛犬さん 309

2007.08.22 兵庫県尼崎市築地南浜 初嶋大神宮内金比羅宮
 境内にある金比羅さんですが 祠も狛犬さんも小さな可愛いお社です
  かなり風雪にさらされ 阿形のほうは 顔が欠けてしまってます
  両方とも足の部分は セメントで固められてしまっているんです
 台座は最近の新しいもので 狛犬さんの制作年代はわかりません

木曜日, 9月 27, 2007

狛犬さん 308

2007.08.22 兵庫県尼崎市築地南浜 初嶋大神宮
 本殿のすぐ前に隠れるようにいました
  本当は入ってはいけなかったのかもしれませんが 入り口が開いていたので撮ってきました
 台座に 「寛延三(1750)  六月吉」 と刻まれてます 
  吽形のほうは 小さな角のようなものが 見えますよね


 後姿です
 尻尾がありません
  本当は 吽形のほうには 少し見えていますが 立体的に作られていないんです
  体の部分に 彫りこんだように見えます

水曜日, 9月 26, 2007

狛犬さん 307

2007.08.22 兵庫県尼崎市築地南浜 初嶋神社
 本殿の中にいる狛犬さんです
  木製のように見えますが 阿吽どちらにも 角がありません

 此のあたりは昔 海辺の砂洲だったそうです
 そこを 寛文五年(1665)尼崎藩主青山幸利(よしとし)の時に造成整備したそうです
 その翌年 初嶋戎社も移って来て 初嶋大神宮となりました

火曜日, 9月 25, 2007

狛犬さん 306

2007.08.22 兵庫県尼崎市築地南浜 初嶋大神宮
 周りは綺麗に整備された住宅街 その中にあります
  お宮さんも昭和四十年代位から整備され 新しく大きなお宮さんです
 しかし歴史は古く 創立は正和年代(1312~1316)と古記に書かれているそうです
 寛文五年(1665)現在地に移され 昔は戎社初嶋大神宮初嶋大明神とも言われたとか
  戎社ということは蛭子神を祀った 海の神様だったのですね
 しかし 今ではご祭神は 天照大神・蛭子命・事代主命・素盞鳴尊・応神天皇の
  五柱の神々をお祭りしています

 鳥居をくぐるとすぐ 拝殿の前にいる狛犬さんです
  台座に 昭和四十一年(1966)六月と刻まれています
 新しい狛犬さんですが それでも40年前のものなのですね
  

月曜日, 9月 24, 2007

狛犬さん 305

2007.08.22 兵庫県尼崎市城内町 桜井神社内瓢箪山稲荷社
 桜井神社の本殿は 明治十五年に創建された 兵庫県指定文化的建造物ですが
  このお稲荷さんのお社は新しいもののようです
 狛犬さんも 新しいですね

 この祠の横に こんな看板が出ています
  
日本赤十字社  創建者をおまつりする神社
  明治十年(1877)明治政府軍と西郷隆盛軍との間で西南戦争が始まり、日を追うごとに負傷者の数は増え、その上、コレラが蔓延していました。
この惨状を聞き及んだ櫻井忠興公(尼崎藩最後の藩主)は、
有志救護団体「博愛社」結社に尽力し、自宅を事務所に提供すると共に
私財をもって医師、看護夫を現地に派遣し、病院を設立。
自らも博愛の精神を以って敵味方の区別無く、負傷兵の手当てをしました。
後に、この功績が明治政府に認められ、明治二十年(1887)日本赤十字社が誕生しました。
           日本赤十字社 祖神を祀る
                  櫻井神社



 お稲荷さんの横に 面白いものがありました
  「合格の門」 今が試練の一里塚 頑張るあなたに櫻井の大神
          一に計画
          二に実行
          三に自信
          四が無くて
          五に神だのみ
          六に合格
 「契沖」摂津の国尼崎生まれ 寛永十七年(1640)~元禄十四年(1701)
  若いころは真言宗の僧侶として 高野山で修行し阿闍梨号を得た
  後に古典を研究し水戸徳川光圀の命を受けて
    『万葉代匠記』(『万葉集』注釈書)を執筆したそうです
  これは京都遊学した 本居宣長(1730~1801)に大きな影響を与えたそうです  

日曜日, 9月 23, 2007

狛犬さん 304

2007.08.22 兵庫県尼崎市南城内町 桜井神社
 阪神電車で大阪から尼崎駅まで来ると 
            南側の車窓から まるでお城のような石垣が見えます
 尼崎の図書館です
 もともと そのあたりが 尼崎城跡になります
 その図書館の南側に 桜井神社があります
 ご祭神は 桜井信定公他歴代城主
 由緒によると
当神社は、廃城後、藩主桜井家の治績を偲び永く遺徳を讃えんものと、
創建団体、信愛社を結び、旧尼崎町、別所を中心に、旧藩地内の有志を募り、
明治十五年、西二の丸跡に建立したのを、昭和三十六年、現在地、西三の丸跡へ遷宮した。
本社には、郷土開拓の祖ともいうべき歴代の尼崎城主の御霊をおまつりしている。
又、十二代城主忠告公(亀文と号す)の歌碑や、天守閣の棟瓦、巽櫓のシャチ瓦、
尼崎市市章の原形の槍の鞘等、その創建の由来にかゝわる諸種の文化財が保存されている。
末社に、尼崎瓢箪山稲荷社等が有る。

  ここでは忠告公(亀文)は十二代となっていますが
    別の立て札には 三代目城主となっていました

 狛犬さんは 新しいものです

土曜日, 9月 22, 2007

狛犬さん 303

2007.08.22 兵庫県尼崎市大物 大物主神社
 大物主命(おおものぬしのみこと)といえば あの有名な大黒様のこと
  出雲大社の神様で 縁結びでも知られていますね
 ただし 地名の大物(だいもつ)は 大黒様のことでは無いようなんです
  諸説あるそうなのですが 尼崎の地は平安時代に港町として栄え 
    西日本各地からの材木の集散地として知られるようになったそうです
  その取引された巨材を意味する「大物」から
     この地を大物と呼ぶようになった との説が有力だそうです

 ご祭神にはもう一柱 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
  海・航海の神様で 弁財天として知られています
 本当は宗像三女神 あと二人姉妹がいまして 
  姉の奥津島姫命が 大物主命と結婚しているそうです 

 この地は 兄頼朝に追われた源義経が弁慶と隠れ住んだ という話があるそうですが
  この社に泊ったかどうかは判らないそうです
  謡曲「船弁慶」では 静御前と別れを惜しんだとなっているそうですが
   これは史実であったかどうか 疑問だそうです

 大物といえば 歌舞伎「義経千本桜 大物浦の段」
  平知盛が 体に錨を巻きつけ 海に沈んでいく 
   勇壮且つ壮絶な場面が 思い浮かんできます 
 

 百度石というのはよく見かけますが 「万んどいし」は初めてです
  百度では足らず 万度廻れということなのでしょうか
 鳥居のすぐ傍 まるで通行を遮るように建っていました

金曜日, 9月 21, 2007

狛犬さん 302

2007.08.21 兵庫県西宮市大社町 廣田神社
 ここは 阪神タイガースが 優勝祈願に来るので 有名なところです

 由緒書によると
   
ご祭神天照大神荒魂は
    日本書紀巻九に神功皇后摂政元年(西暦二〇一年)
    皇后新羅より御凱旋の途海路難波に向かわんとして
    務古の水門(西宮)に至り給うたとき船海上で廻り進ます
    御神慮を問われ給ひ
    「わが荒魂は皇后に近づく可からず 當に御心廣田の國に居らしむべし」
    との天照大神の御心誨により葉山媛を齋宮として
    この地に国土の鎮め外難の守りとして奉祀せられた


  荒魂とは 神々の荒々しい側面で
   天変地異を引き起こし 疫病を流行らせ人の心を荒廃させ戦争へ駆り立てる
  そんな神様の一面です

 この神社は社域も広く 自然が豊かに残っていて散歩にちょうど良いところでした
  特に「コバノミツバツツジ」の群落は 兵庫県指定天然記念物に指定されています

 狛犬さんはかなり新しいもので 吽形の頭には小さなふくらみがあります


 境内にあった看板「古代遺跡と現代の西宮」
  薄い水色の部分は 昔海だったところです
 その海の中に島となっているのは 市役所のあるところですね
  かなり山手のほうまで海が入り込んでいます

木曜日, 9月 20, 2007

狛犬さん 301

2007・08・21 兵庫県西宮市神明町 八幡神社
 大きなお社のお宮さんでしたが 由緒はわかりません
 八幡神社ですから ご祭神は応神天皇(誉田別尊(ホンダワケノミコト)・八幡大菩薩)かな
 この神様は 鎌倉時代の元寇(蒙古襲来・1274)のとき 
     時ならぬ神風を吹かせ 国を守ったそうです
 もともと水・火・鍛冶神という性格を持っています
  古い家の四方に巴紋が付いていたら それは防火・悪霊退散という
  呪術的な意味があるようです

 台座に 昭和三十一年(1956)十月十日 と刻まれています
  昭和といっても もう五十年も前になるんですね

水曜日, 9月 19, 2007

狛犬さん 300

2007.08.21 兵庫県西宮市津戸大箇町 日吉神社内愛宕神社
 小さなお社が 境内にありましたが それが愛宕神社でした
 愛宕神社のご祭神は火産霊命(カグツチノミコト)
 火を司る神様で伊邪那岐命・伊邪那美命の子です
  でも 生まれたときから 身に炎をまとい母親である伊邪那焼き殺してしまうのです
  起こった父親の伊邪那岐命に首を切られて 殺されてしまいます
  そのときに流れた血から 岩石・火・雷等の山の神様が生まれてきたそうです
  これは火山の噴火をイメージしているとか
 今でも竃神とか荒神さんとして 防火の神様として各家に祭られています
  時々 お台所に「阿多古祀符 火迺要慎」と書かれたお札を見かけます

 狛犬さんは 昭和年代の新しいものです

火曜日, 9月 18, 2007

狛犬さん 299

2007.08.21 兵庫県西宮市津戸大箇町 日吉神社
 由緒書によれば
ご祭神は
      天照皇大御神(日本の大祖神)
      大山咋神(安産守護・山嶽守護・殖産興業の神
      社伝によれば天正年代(今より役四一七年前)
      瓦林氏の武将 野田兵庫頭がこの地に砦を構えし時 
      里の平和繁栄を祈念する為 
      日本の大祖神 天照皇大御神並びに
      神代より地主の神 殖産興業の神として大山咋神御文霊を
      近江の国 日吉大社より拝祀この地の守護神とし
      本社が創立された
             平成四年三月吉日
                日吉神社奉賛会

 台座には 天保六未年(1835)三月吉日と刻まれています
  

月曜日, 9月 17, 2007

狛犬さん 298

2007.08.21 兵庫県西宮市津戸西口町 津戸神社
 この狛犬さんたちは 手洗所のすぐ後ろに酒樽がおいてあるのですが
  その酒樽の前に居ました
 吽形の足元に 誰が置いたのか 蝶ネクタイをしたお人形が置かれています
 よく見かける瀬戸物製です


 この狛犬さんは お御籤を結びつけるところに居たんです
 白い陶製の狛犬さんたちです
  足元に ちんまり座っているので もう少しで見落とすところでした

日曜日, 9月 16, 2007

狛犬さん 297

2007.08.21 兵庫県西宮市津戸西口町 津戸神社内の社
 脇殿 毘沙門天神 八竟思兼神と書かれています
 毘沙門天はインド出身の神様で
  日本では 持国天・増長天・広目天と合わせて 四天王と呼ばれ 
  仏法守護をしていると考えられている   はずなんですが
  七福神の一人で吉祥天を妻とし 財宝富貴を司るそうです
  
 八竟思兼神(やごごろおもいかねのかみ)は
  天地の初めに現れた「高御産巣日神」の子供で 知恵・文神
  秩父神社・戸隠神社・地主神社にお祭りされているそうです
 天照大神が天岩屋に隠れたとき 誘い出す方法を考えたのがこの神様だそうです
 
 日本の神々は 自然を神格化した自然神がほとんどですが
  思兼神のような神様は 観念神と言われるそうです
  人間の観念・霊の働き・その力といった物を神格化しているんですね

 神仏混交の時代に 仏教の仏様であるはずの毘沙門天が
     神様の仲間入りをしてしまったようですね

 狛犬さんは吽形のほうの頭に 小さな角というよりふくらみが付いています
 制作年代はわかりませんが かなり痛み出してきています

土曜日, 9月 15, 2007

狛犬さん 296

2007.08.21 兵庫県西宮市津戸西口町 津戸神社
 ご祭神は 天照皇大神です
  津戸の“津”は港 “戸”は入口を示す言葉で 昔は務古の水門(むこのみなと)とも
   呼ばれていたそうです
  しかし平安時代から夙川・東川の運ぶ土で海岸線が南下してしまい
   津戸は 港としての機能を失いました
  そのため今津(いまのつ・新しい港)が出来たそうです

 狛犬さんは 最近のものですね

金曜日, 9月 14, 2007

狛犬さん 295

2007.08.21 兵庫県西宮市松原町 松原八幡神社
 本殿に狛犬さんは居ませんでした
 その横にある 鎮宅霊符社の狛犬さんです
 
 「鎮宅霊符社」神名  鎮宅霊神
        ご神影 玄武神 
   “此の霊神を浄室に奉安して礼拝すれば
    火難及一切の災難を免れ福寿を延長し子孫栄える”
         と古史に記されています
 お宮さんの前にそう書いてある立て札がありました

 鎮宅霊神は 中国の神様だそうで 家を新築したりすると 
      災難除けに“鎮宅霊符”受けたそうです
  
 その鎮宅がチンコになり 
  関西方面では 子供が転んだり身体をぶつけたりして泣き出した時 
   「チンコのまじない チンコのまじない」と唱えながら 痛いところを撫でるのです
 「ちちんぷいぷい」と同じように使われる言葉です

 玄武神は 四足獣の一つです
  身体は亀 尻尾は蛇 長寿と富を招き 災厄を寄せ付けないそうです
   北方を守り 色は黒 季節は冬 を象徴しています

 ちなみに残りは
  青龍  舌を出した龍 雨を降らせ豊作をもたらせます
   東方を守り 色は青 季節は春
  朱雀  翼を広げた鳳凰のような鳥 翼で災厄を祓い福を招くそうです
   南方を守り 色は赤 季節は夏
  白虎  細長いからだの白い虎 女性に子宝と安産を授ける事から夫婦円満に導く
   西方を守り 色は白 季節は冬

 相撲の土俵の吊り屋根の房の色は この四足獣を表わしています

木曜日, 9月 13, 2007

狛犬さん 294

2007.08.21 兵庫県西宮市今津上野町 上野神社
 このお宮さんの 創立はわからないようです
 ご祭神は 天照皇太神と言う事だけは わかりました
  昔は地車もあったようですが 今は無いそうです

 狛犬さんの台座には 昭和三十五年十月と 刻まれていました


 境内の隅におかれていたのですが 最初は灯篭だと思いました
  でもよく見ると 中に何が石像物のようなものが見えます
  裏にも廻って調べたのですが 結局何があるのかわかりませんでした

 まるでコロボックルの家のように見え 思わず撮ってしまいました

水曜日, 9月 12, 2007

狛犬さん 293

2007.08.21 兵庫県西宮市名次町 名次神社
 ご祭神は名次大神 この神様は水分神(みくまりのかみ)
 創立は定かではないけれど 五十六代清和天皇が貞観元年(859)
     正五位下の神階を授けたそうです
 同年九月八日 風雨祈願のため 勅使を使わされたそうです

 名次はもともと「なすき」と発音されていたそうです
 「名」は“菜”“魚”のことで 
 「次」は“宿”(人の住んでいた集落)を意味するそうです
 以上から「名次」は魚を取る人たちの集落・浜辺に近い集落と理解でき
 今では海は遥か彼方ですが 昔はこのあたりまで 海だったそうです

 万葉集に
   
吾妹子(わぎもこ)に 猪名野(いなの)は見せつ 名次山(なすぎやま)

角(つぬ)の松原 いつか示さむ
 
    名次山は そんな昔から 名勝地として有名だったようです

 また名次神社は 広田神社の境外社だそうです

 狛犬さんは 囲いの中にいるので 写すのはこれが精一杯
  新しい狛犬さんです

火曜日, 9月 11, 2007

狛犬さん 292

2007.08.21 兵庫県西宮市名次町 室神社
 昭和の終わり頃の新しい狛犬さんですね
 周りはマンションが建つ住宅街です
  その中に 小さな祠が樹木に囲まれて建っています
 境内には 猫がのんびり昼寝をしていました

月曜日, 9月 10, 2007

狛犬さん 291

2007.08.20 兵庫県高砂市高砂町東宮町 高砂神社内水神社
 一段低くなり 池のように見えるところに居ました
  祀っているのは水神さんではないかと思います 
    1998.5.5 沖藤友香
      「こまちゃん」


 
 写真の左端に 太い石柱が見えますが 向かい側にもう一本あり
  鳥居が壊れた物のように見えます
 大人でも抱えると 手が回りきらないのではと思うほど 太い柱です

 この高砂神社も隋神門と練塀に囲まれた 立派なお宮さんです
 隋神門の外側に鳥居がありますが その柱に
    寛文五乙巳年(1665)六月吉辰建立
    平成七乙亥年十月吉辰再建
 もう一方には
    奉寄進石華表
    播州賀古郡御厨庄
   牛頭天王
 と刻まれていました

土曜日, 9月 08, 2007

狛犬さん 290

2007.08.20 兵庫県高砂市高砂町東宮町 高砂神社内尉姥神社
 ご祭神は伊弉諾尊・伊弉冊尊だそうです
 この神社の前に 「五代目高砂の松」があります
  その昔 雌雄同根の松が有り 神木霊松などといわれていたが 
  ある日 伊弉諾尊・伊弉冊尊が現れ 
  「神霊をこの木に宿し 世に夫婦の道を示さん」と告げたそうです

 天正年間(1573~1592)戦乱で行方知れずとなった「尉と姥」の御神像が
 寛政七年(1795)京都で見つかり 五月二十一日御遷座奉祝祭が斎行され
 その後 お面掛け神事を 行うようになったそうです

 吽形の狛犬さんを見たとき 欠けていて可哀相と思ったのですが
 阿形の狛犬さんの顔は 間違いなく誰かにより 削られています
 改めて吽形を見ると やはり削られていて その後 欠けたようです
 

金曜日, 9月 07, 2007

狛犬さん 289

2007.08.20 兵庫県高砂市高砂町東宮町 高砂神社内和魂神社
 このお社は 過去の戦役に当町より出征し散華された四百余柱の
   英霊を合祀しているそうです

 この狛犬さん達は 瀬戸焼のように見えます
  囲いの中にいるので 正面からは写せませんでした

木曜日, 9月 06, 2007

狛犬さん 288

2007.08.20 高砂市高砂町東宮町 高砂神社内金毘羅神社
 このお宮さんの御祭神は 大物主神と崇徳天皇
 大物主神は大国主神の和魂(にきたま(にぎたま)・にきみたま(にぎみたま))だそうです
 和魂とは神様の優しく平和的な側面を表わし 
 対して荒魂(あらたま・あらみたま)は天変地異を引き起こしたり悪疫を流行らせ 
     人々の心を荒廃させ争いへ駆り立てる側面だそうです
 
 崇徳天皇は第七十五代の天皇で「保元の乱」で四国の讃岐に流されました
  後世 四国全体の守り神であると言う伝説が出来たそうです  

 吽形のほうは ちょっと頑固なおじいさんのように見えませんか
 台座には 文化二年(1805)乙丑 三(五?)月と刻まれていました

水曜日, 9月 05, 2007

狛犬さん 287

2007.08.20 兵庫県高砂市高砂町東宮町 高砂神社
 本殿の前にいる狛犬さんです
  台座に 皇紀二千六百年記念と刻まれていました
 
 お宮さんに行くとこの「皇紀二千六百年記念」の文字をよく見かけます
  皇紀とは 初代天皇の神武天皇の即位を起点とする 紀年法です
   皇暦・神武暦・神武紀元と言う言い方もあります

 皇紀は西暦より 660年大きな数字になり 今年は皇紀2667年になります
 皇紀二千六百年は西暦1940年で 元号では昭和15年です
 皇紀(神武暦)は現在でも 法令上生きているそうなんです
  閏年(うるうどし)は神武暦を元に決められているそうです

 神武天皇の父親は彦波瀲武鸕鶿草葺不合命(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)
   と言う神様です
  神武天皇の本当の名前は 始馭天下之天皇(はつくにしらすすめらみこと) 
  神様の息子だけに長命で 亡くなった時には127歳だったそうです
 
 但し 神武天皇は歴史学的には 存在したかどうかが疑問視されています
 
  皇紀が実際に役に立ったこともあるんですよ
 ある保険会社では 1970年代に 個人情報管理システムを構築する際
 システム担当者はその時すでに2000年問題を予測して
  元号・西暦を使用せず 神武暦を使用していたそうです
 西暦2000年は 神武暦2660年になりますから 下二桁が“00”になるのは
  西暦2040年 神武暦2700年のことになるわけです
 即ち 2000年問題を 40年先に先送りしたわけですね 

火曜日, 9月 04, 2007

狛犬さん 286

2007.08.20 高砂市高砂町東宮町 高砂神社
 6月に書いた尾上神社 狛犬さん 246 と同じで 謡曲「高砂」の舞台になったところだそうです
 どちらも 神功皇后が三韓征伐の帰途 立ち寄ったことも同じ
 そして 根元が一つで先になると 雌(黒松)・雄(赤松)二つに分かれている松の木が
  高砂神社では「相生の松」尾上神社では「尾上の松」と呼ばれ 
  名前が違っても 雌雄同根の松の木があるのも同じ
 よく似ているお宮さんですが
  ご祭神は 高砂神社では 素盞鳴尊・奇稲田姫・大己貴命
       尾上神社では 底筒男命・中筒男命・表筒男命・息長足姉命
           似ているけれど 少し違う

 これも狛犬さんです
  頭はどちらもなくなっています
 右側の狛犬さんは 立ち木の陰になっていて 判りにくいところにいます


 後ろから見ると その痛み具合がよくわかります
  阿吽どちらも 後ろ足が片方無くなり 残っている足も 摩滅し細くなっています
 いつの時代に作られたものか わかりませんが 大事に保管されてるのは 嬉しいですね

月曜日, 9月 03, 2007

狛犬さん 285

2007.08.20 兵庫県高砂市荒井町 小松原三社大神社
 拝殿と本殿をつなぐ辺りに居ました
 昨日の狛犬さんの先輩ですね
 普通は吽形が本殿に向かって左、阿形は右においてあるのが平均的なのですが
  これは 吽形が右にいます
  このスタイルもたまにあります

 それより左側の阿形 足元ギブス状態です
   足が壊れたんでしょうね
  でも この形はちょっと可哀想
 吽形のほうは まだマシですが 唇ではなくて 歯が赤く塗られています
  子供でもいたずらしたのでしょうか

 傍にある灯篭に 宝暦十一年(1761)と刻まれていますが 
  この狛犬さん達も その頃に奉納されたような気がします 

日曜日, 9月 02, 2007

狛犬さん 284

2007.08.20 兵庫県高砂市荒井町 小松原三社大神社
 このお宮さんがあるところは 
 鎌倉時代中期赤松氏の城“小松原城”があった処で 加古川の三角州だったそうです
  今ではその面影は探してもありませんが 古代より人が住んでおり
  貝塚・銅鏡・弥生式土器・須恵器・土師などが出土するそうです

 ご祭神は 品陀和気命(石清水八幡さん)
      天照皇大神(お伊勢さん)
      天児屋根命(春日さん)
  この三柱の神様は それぞれ 清浄・正直(真心)・ 慈悲を表わしているそうです
   又 八幡さんは武家を 
     お伊勢さんは天皇を 
     春日さんは公家・藤原氏を表わしているそうです

 「三社託宣」三社は上記の三社で 託宣は神様のお告げ“神託”のこと
  室町時代に吉田神道で考え出されたものだそうで宇s
  三社の神号又は三社の託宣を書き添えた軸物は 民間信仰の対象とされていたそうです

 この狛犬さん達は 新しいもので台座に 昭和三十三年五月献之と刻まれています
 吽形は歯を食いしばり 何か言いたげに見えます

土曜日, 9月 01, 2007

狛犬さん 283

2007.08.20 兵庫県高砂市荒井町 御旅八幡神社
 新しい狛犬さんです
  子獅子の上に 親獅子が乗っているように見えますが 
  見ようによっては 「ほら見てごらん」と言っているような気もします
  どちらにも 角が無く どちらも狛犬ではなくて 獅子ですね


 境内にお稲荷さんの社があるんです
 建物を赤く塗っているのは知っていますが 
    これは社に使っている石そのものが 赤いですね