日曜日, 9月 16, 2007

狛犬さん 297

2007.08.21 兵庫県西宮市津戸西口町 津戸神社内の社
 脇殿 毘沙門天神 八竟思兼神と書かれています
 毘沙門天はインド出身の神様で
  日本では 持国天・増長天・広目天と合わせて 四天王と呼ばれ 
  仏法守護をしていると考えられている   はずなんですが
  七福神の一人で吉祥天を妻とし 財宝富貴を司るそうです
  
 八竟思兼神(やごごろおもいかねのかみ)は
  天地の初めに現れた「高御産巣日神」の子供で 知恵・文神
  秩父神社・戸隠神社・地主神社にお祭りされているそうです
 天照大神が天岩屋に隠れたとき 誘い出す方法を考えたのがこの神様だそうです
 
 日本の神々は 自然を神格化した自然神がほとんどですが
  思兼神のような神様は 観念神と言われるそうです
  人間の観念・霊の働き・その力といった物を神格化しているんですね

 神仏混交の時代に 仏教の仏様であるはずの毘沙門天が
     神様の仲間入りをしてしまったようですね

 狛犬さんは吽形のほうの頭に 小さな角というよりふくらみが付いています
 制作年代はわかりませんが かなり痛み出してきています

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