2007.08.22 兵庫県尼崎市大物 大物主神社
大物主命(おおものぬしのみこと)といえば あの有名な大黒様のこと
出雲大社の神様で 縁結びでも知られていますね
ただし 地名の大物(だいもつ)は 大黒様のことでは無いようなんです
諸説あるそうなのですが 尼崎の地は平安時代に港町として栄え
西日本各地からの材木の集散地として知られるようになったそうです
その取引された巨材を意味する「大物」から
この地を大物と呼ぶようになった との説が有力だそうです
ご祭神にはもう一柱 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
海・航海の神様で 弁財天として知られています
本当は宗像三女神 あと二人姉妹がいまして
姉の奥津島姫命が 大物主命と結婚しているそうです
この地は 兄頼朝に追われた源義経が弁慶と隠れ住んだ という話があるそうですが
この社に泊ったかどうかは判らないそうです
謡曲「船弁慶」では 静御前と別れを惜しんだとなっているそうですが
これは史実であったかどうか 疑問だそうです
大物といえば 歌舞伎「義経千本桜 大物浦の段」
平知盛が 体に錨を巻きつけ 海に沈んでいく
勇壮且つ壮絶な場面が 思い浮かんできます
百度石というのはよく見かけますが 「万んどいし」は初めてです
百度では足らず 万度廻れということなのでしょうか
鳥居のすぐ傍 まるで通行を遮るように建っていました