2007.11.25 大阪府大阪市西区天満 堀川戎神社内榎木神社(地車稲荷神社)
お社の入り口に居ました
お社の中に入ると 目の前に大きな地車があります
ここは 慶長三年(1598)に掘った天満堀川の堀留の横に榎木の大木があり
その大木に神霊(句句廼知神)が宿っていると考え 祠を造ったそうです
天保十年(1839)天満堀川両岸の十二ケ町の協力により本殿・拝殿が造営され
同時に稲荷神社を合祀したのがはじめだそうです
昭和二十年(1945)戦災のため焼失し 昭和三十三年(1958)に
現在地に再建されたそうです
お稲荷さんですから 穀物・食物・商売繁盛の神様として 崇敬されているそうですが
神様のお使いは 狐でなくて狸だそうです
江戸時代から「地車吉兵衛稲荷」の名前で呼ばれており
願い事が叶うと「地車囃子」が聞えるそうです
願いが叶った人は 小さな地車を奉納するので 中は地車だらけに成っています
絵馬の図柄は 狸が地車を引いています
「句句廼知(馳)神」はククノチまたはクグノチと読み
古事記では「久久能智神」と書くそうです
伊邪那岐命・伊邪那美命の子供で木々の神様だそうです
狛犬さんは小さいけれど 良い顔しています
制作年代は 判りませんでした
狛犬さんのお尻尾なんですが 何度見ても 阿形と吽形 形が違うんですよね