ご祭神は 湍津姫命(たきつひめのみこと)
宗像三女神の一人で 航海・海の神様
幕末の頃 このお宮さんの前で 外国人と日本人が騒動を起こしました
「神戸事件」です
説明板によると
明治維新 神戸事件概要
神戸開港早々の明治元年(1868)正月十一日
尼崎へ出向を命ぜられた岡山備前藩の隊士の行列が 三宮神社前を通過する時
神戸沖に停泊中の外国軍艦の乗組員数名が 行列を横切った
隊士の滝善三郎正信は 日本の風習から無礼を怒って相手を傷つけた
それがもとで外国兵と備前藩士の一行との間に 砲火を交える騒ぎとなった
その結果神戸の街は 外国兵によって一時占領されてしまった
同月十五日東久世通禧は 勅命で神戸へ来て 明治維新で天皇新政となったことを
初めて外国側に知らせ 同時にこの事件について交渉をした
結局滝善三郎は 責任を一身に負い 外国人代表ら立会いの面前で切腹して
問題は解決した
台座には 明治四十年(1907)十二月と刻まれているようです
ここの狛犬さんは 神戸大空襲の時にでも 破壊されたのか 阿形だけで
吽形は居ません
境内社に河原霊社があり
源平合戦にゆかりの 河原太郎高直・次郎盛直が祀られています
寿永三年(1184)に起こっった源平一ノ谷合戦
生田の森で一番乗りの功名手柄立て
その後討ち死にをした源氏の勇士河原兄弟の塚とその馬塚がこの付近にあったそうです
しかし時の流れの中に 塚も失われましたが 大正年代に 三宮三丁目の有志が
再建したそうです
本殿の中に居る狛犬さんですが いつものように写っていません