金曜日, 2月 08, 2008

狛犬さん 415

2007.11.29 兵庫県姫路市飾磨区思案橋 津田天神社内山部赤人神社
 山部赤人と言えば あの有名な奈良時代の歌人ですね
 百人一首に載っている 
  田子の浦に 打ち出でてみれば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ
     は皆さんご存知だと思います
  本当は“田子の浦に”では無くて“田子の浦ゆ”なんですよ

 聖武天皇に下級官僚として仕え 同時代には 山上憶良・大伴家持などがいます
 天皇のお供で 紀伊・吉野・難波等を 訪れその土地を褒める歌を読んだそうです
 明石に来た時は 
  明石潟潮干の道を明日よりは 下咲しけむ家近づけば
        等の歌を残しています

 狛犬さんの口と目は彩られていたようです
 台座には 昭和四十四年四月  五周年記念と刻まれています 

 山部赤人が神亀三年(726)十月十日に 聖武天皇のお供をして
 明石を訪れた時 マグロを獲って栄えていた事を讃え
   やすみしし 我が大君の 神ながら
   高知らせる 印南野の 邑美の原の荒栲の
    藤井の浦に 鮪(シビ)釣ると 海人舟騒ぎ
    塩焼くと 人そさはにある 浦をよみ
   うべも釣りはす 浜をよみ うべも塩焼く
     あり通ひ 見さくもしるし 清き浜

 そこで 十月十日を 日本鰹鮪漁業協同組合連合会が昭和六十一年(1986)に
   マグロの消費拡大を目的に 「マグロの日」に制定したそうです

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