ご祭神は 神社の名前にもなっている
大日女尊(天照大神の別名)
素盞嗚命・若年神・大山衹神・金山彦神 以上四柱の神様が祀られています
金山彦神は 名前どおり 鉱山・金属・鋳物の神様
六甲山に 鉱山があったなんて話聞いたことがないと思うんですが
どうして 祀られているのでしょう
沿革は
元禄五年(1692)の寺社帳に
「大日堂」「古来より有り候え共建立年歴知れ申さず」と記され
相当古い時代からあったもので、大日如来を本尊とする両部神道のお堂で
住吉神社、神宮寺の僧が大般若経を転読していました
慶応四年(1868)の神仏分離令を受け 明治三年大日女尊を祀る神社となりました
境内には松の木がよく茂り「大日さんの森」と 地元民に親しまれておりました
昭和十三年の山津波により 住吉川が決壊の為に 大量の土砂が境内に流れ込み
又 戦災と合せ甚大な被害を蒙り昭和三十八年 念願の再建により
現在の社殿が完成しましたが 昔日の面影を偲ぶものはありません
その上更に平成七年(1995)一月十七日に発生した 阪神大震災の被害も受けています
狛犬さんの台座には 大正十一年(1922)九月吉日と刻まれています
そういえば このタイプの狛犬さん 神戸市内でよく見かけるような気がします