木曜日, 12月 20, 2007

狛犬さん 362

2007.11.21 神戸市東灘区西岡本 大日女尊神社
 ご祭神は 神社の名前にもなっている
  大日女尊(天照大神の別名)
  素盞嗚命・若年神・大山衹神・金山彦神 以上四柱の神様が祀られています
 金山彦神は 名前どおり 鉱山・金属・鋳物の神様
  六甲山に 鉱山があったなんて話聞いたことがないと思うんですが
  どうして 祀られているのでしょう

 沿革は 
 
元禄五年(1692)の寺社帳に
 「大日堂」「古来より有り候え共建立年歴知れ申さず」と記され
 相当古い時代からあったもので、大日如来を本尊とする両部神道のお堂で
 住吉神社、神宮寺の僧が大般若経を転読していました
 慶応四年(1868)の神仏分離令を受け 明治三年大日女尊を祀る神社となりました
 境内には松の木がよく茂り「大日さんの森」と 地元民に親しまれておりました
 昭和十三年の山津波により 住吉川が決壊の為に 大量の土砂が境内に流れ込み
 又 戦災と合せ甚大な被害を蒙り昭和三十八年 念願の再建により
 現在の社殿が完成しましたが 昔日の面影を偲ぶものはありません
 

 その上更に平成七年(1995)一月十七日に発生した 阪神大震災の被害も受けています

 狛犬さんの台座には 大正十一年(1922)九月吉日と刻まれています
 そういえば このタイプの狛犬さん 神戸市内でよく見かけるような気がします