日曜日, 7月 10, 2011

狛犬さん 1093

2011.05.14 高知県吾川郡いの町 椙本神社
 このお宮さんの名前ですが
 鳥居の額は「杉本神社」ですが
 それ以外では「椙本神社」の文字が使われています

 境内の説明版によりますと
 
 伊野町保護文化財
 第四三号 平成元年二月九日指定
 (民俗 無形)
 椙本神社ご神幸 及び 古式神事
 椙本神社のお祭りは土佐の三大祭りの一つ
 として、あまねく県内外に知られています。
 特に十一月二三日の秋大祭のご神幸は一
 般に「大国さまのオナバレで親しまれ、
 厳粛にして華麗、まさに仁淀河畔を染める
 古色豊かな一大絵巻でもあります。
 また「お葉毛立」から始まる一連の古式神事
 は、「お葉毛下ろし」に終る八日間、古来から
 の作法、仕来りを再現していとも荘厳幽玄、
 他に比を見ぬ大祭行事であります。
 これらはいずれも古い時代から長い伝統を
 よく守り、現在に受け継いできたもので、
 住民の生活、文化、信仰の歴史を理解する
 うえで貴重なものがあると言えましょう。
 伊野町教育委員会
 
 
 また別の説明版によると
 
 重要文化財 国指定 昭和三一年六月二八日
(工芸品) 八角形漆塗神輿 所有者 椙本神社
   この神輿が建立されたのは古く鎌倉時代で、
  弘長三年(一二六三)藤原助影奉献の銘文が神
  輿の屋根の棟木にある。その後、元禄年間と享
  保二〇年(一七三五)の二回にわたって修補さ
  れている。享保の修理は八方吹きの部分にはめ
  板及び扉を入れ、屋根に改造を加え、絵具彩
  色から漆塗りに改造した記録が、神輿内部の
  底板に墨書されている。したがって弘長制作当
  初のものは隅木と軒の一部、柱、桁、欄間の横
  連子と隅木鼻の青銅製の小鳥、棟の鳳凰である。
  これらはいずれも鎌倉時代の特色をあらわし、
  特に棟を飾る鳳凰は(尾及び羽根は後補)美術
  工芸の発達した鎌倉時代でも稀な秀作で、全国
  でも類例の少ないものである。
  なお全国で重文神輿の指定を現在受けているの
  は二八基で、うち二七基が四角形であり、八角
  形は実に当神社のものだけである。
     平成二年三月  伊野町教育委員会
  だそうです
 一度是非お祭りに来たいですね

 本殿の前にいた狛犬さんたちです
 台座に明治十一年寅(1878)
    九月令日
 と刻まれていました
 「令日」とは 佳き日という意味でしょうね



















 阿形の狛犬さんの足元には太鼓の撥
 吽形の狛犬さんの足元には太鼓が
   彫り込まれています

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