ここには 狛犬さんの説明板がありました
公庄熊野神社の狛犬
銘文は普通 基壇に書くことが多いのですが
この狛犬は胸や腹などの身体部分に彫られています
石は笏谷(しゃくだに)石で 別名 越前石といわれます
現在の福井市足羽山で産出した
軟質で 加工が容易にできる凝灰岩です
福井から海岸の三国湊まで船で素材の石を運び
三国の石工が狛犬に仕立て上げ
由良川を上がってきたと考えられます
宝暦九年(1759)の作品で 像高は53センチの小像ですが
少しの痛みもなく保存されています
古い作品なので 見た目には簡素に見えますが
魔除けや守護獣としての役割を 存分に果たしていたと思われます
両足を斜め前に出し 向って右側の阿形(獅子)は上向き加減に頭を上げ
大きな口を開いています
左側の吽形(狛犬)は口を閉じているのですが 2本の牙と歯を見せています
文 福知山史談会会長 塩見昭吾氏
右が説明板に出ていた胸に彫られた銘文
左側は 狛犬さんのお尻尾です
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