2007.06.10 兵庫県加古川市尾上長田 尾上神社
謡曲「高砂」で知られた 高砂の松があるお宮さんです
謡曲“高砂”
高砂や この浦舟に 帆を上げて
この浦舟に帆を上げて
月もろともに 出汐(いでしお)の
波の淡路の島影や 遠く鳴尾の沖過ぎて
はやすみのえに 着きにけり
はやすみのえに 着きにけり
四海(しかい)波静かにて 国も治まる時つ風
枝を鳴らさぬ 御代なれや
あひに相生の松こそ めでたかれ
げにや仰ぎても 事も疎(おろ)かやかかる
代に住める 民とて豊かなる
君の恵みぞ ありがたき
君の恵みぞ ありがたき
この高砂は 世阿弥元清の作品で 阿蘇の神主友成が旅の途中で 高砂の浦で
相生の松の精である老夫婦に出会う 夫婦愛と長寿を寿ぐ謡曲の代表作です
すぐお隣の町 高砂市の高砂神社にも同じく謡曲「高砂」の“相生の松”があります
どちらも 雌雄の松が 一つの根から生えていると言うことです
そして どちらの松も五代目になるそうです
台座には 昭和十二年五月と刻まれています
五代目尾上の松
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