2009.03.01 愛媛県松山市来住町 軍森神社(いくさもりじんじゃ)
正平十九年(1364)讃岐の国で 南朝に降った細川清と
兄 北朝の細川頼春と同族の争いが起こります
翌正平二十年(1365)に そのあおりを受けて
九州大宰府から伊予郡松前に上陸し 進撃して来た河野通尭の大軍と
湯築城(今の道後公園)を守っていた仁木義尹が戦闘になったそうです
このあたり一帯は そのときの主戦場で元々久米原と呼ばれていました
以来軍森(いくさもり)と呼ばれるようになりました
神社から南へ100メートルほど行ったところに
「久米原の戦跡」と書かれた石碑があるそうです
そのあたりを昔「伊予の血坂」と呼んでいたそうです
それほどすごい戦だったのですね
境内に 小さな土盛がありました
円墳にしては小さいなと思ってみてましたが
その土盛は 敵味方の将兵の亡骸を 村人が弔った塚だったそうです
通称 千人塚と言うそうです
拝殿に 軍森八幡神社と書かれた額がありましたので
御祭神は 応神天皇でしょうか
狛犬さんの台座には 昭和二十四年(1949)
十月吉日
石工 坂木村 相原良一 と刻まれていました
親狛犬の足元にいた 子犬たちです
境内の手水の水盤のデザインが 気に入りました
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