土曜日, 8月 11, 2007

狛犬さん 274

2007.08.04 徳島県阿南市橘町 蛭子神社
 この狛犬さん達も 前歯だけタイプです
 吽形には 角とはいえないような ふくらみが頭にあります

 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)高御産巣日神(たかみむすびのかみ)神産巣日神(かみむすびのかみ)
 この三柱の神様が 一番初めの神様だそうです
  この神々から神世七代の最後の神様が伊邪那岐命(いざなぎのみこと)伊邪那美命(いざなみのみこと)
 神話の中に出てくる一番最初の夫婦神です
  この二人が天之御中主神から天之瓊矛(あめのぬぼこ)授かり 天浮船に立って
  海水をかき鳴らして 引き上げる時 滴り落ちた塩が積もって淤能碁呂嶋(おのころじま)が出来たそうです
 その島に天之御柱を立て その柱の廻りを廻り次々に子供を生んでいくのですが
  最初に女性である伊邪那美命が 話しかけ出来た子供が 蛭子神
  蛭子神は発育が悪く 三歳になっても立てなかったので 葦舟に乗せ海に流してしまいます
   蛭子神は 蛭の様に手足が無かったと言う話もあります
  二人目の子供淡島(あわしま)も流されてしまいます

 流された蛭子神が流れ着いたのが 現在の兵庫県西宮市
  西宮には西宮神社があり 蛭子神を祀っています

 蛭子神は恵比須様とも呼ばれ 豊漁・航海・交易の守護神とされています
  その為 海の傍 特に漁港には大抵 蛭子神社が祀られています
 このお宮さんは国道の傍に立っていますが 2~3分も歩くと港があります
  もちろん 漁港もすぐ傍です

 障害があるからと言って 自分の子供とは認めず 海に流すなんて
    現代から見るとかなり残酷な話です

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