木曜日, 5月 17, 2012

狛犬さん 1177

2012.03.21 愛媛県宇和島市長堀 三島神社
本殿の中にいた狛犬さん達です
この狛犬さん達が 
市指定有形文化財(美術工芸品)

三島神社本殿の狛犬・獅子
三島神社は、社記によると大同元年(八〇六)
に大三島より勧請され、文永十一年(一二七四)
に現在地に鎮座したと伝える。その後、永仁五年
(一二九七)および永正十五年(一五一八)に社
殿を再建し、現在の本殿は元文二年(一七三七)
に造営されたものである。
三島神社本殿に奉安されたきた狛犬一対は、
形式上、室町時代中期の造像と考えられる。正
面より見て右側に安置されているのは、無角阿
形の獅子で、左側のものが一角吽形の狛犬であ
る。獅子と狛犬を組み合わせて一対とした中世
の標準作とも言うべき木造狛犬である。
両像とも前足を直立させて姿勢よく坐してお
り、本殿内陣側の前足(阿形は右足、吽形は左
足)をやや前に踏み出し、頭部を礼拝者側に向
けている。前足を直立させることのほかに、頭
部の幅が肩幅より狭いこと、顔貌がひょうきん
なこと、たてがみが体躯に密着して躍動感が少
ないこと、やや猫背ではあるが背中が急勾配に
立ち上がっていることなど、室町時代の狛犬の
特色がよく表れている。腰部のくびれも強く、
全体の姿は美しい。
保存状況は良好であるが、別木となっていた
耳が決失するなど、わずかな破損が見られる。
また当初は祭彩色が施されていたが、現状では下
地の白土が残るだけである。この狛犬は、阿形
の獅子と吽形の狛犬を組み合わせた室町時代の
標準作であり、美術的にも優れており、保存状
況も良好である。
[制作年代]室町時代中期(十五世紀頃)
平成十二年三月八日指定 宇和島市教育委員会  
と書かれている 狛犬さん達はこの狛犬さん達でしょうか

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