金曜日, 7月 27, 2007

狛犬さん 264

2007.07.23 徳島県阿南市新野 室姫神社
 本殿に上がる階段の下に居ます
 由緒書きによりますと
  
当社のご祭神は淳仁天皇の御内室「室妃」
   奈良時朝代の末期に、姫が天皇を慕って小船で淡路へ向かう途中
   荒天の為阿波の東岸に漂着
   ここに安住の地を求めて土地の人たちの親愛を受けていたが
   ついに黄泉の客となった
   このとき身重であった姫は村人達の親切を謝すとともに
   世の人々の安産を願う旨を遺言に残したと言う
    村人は姫をねんごろに葬り 塚を設け 塔を建てて供養していたが
   いつの頃からか 室比賣神社として祀るようになり
   明治七年式内社の一つとして室姫神社と改称された由緒ある古い神社で
   安産の神として広く崇敬されている
 

  淳仁天皇とは 天武天皇の孫に当たります
   天平宝字元年(757)聖武天皇の遺言によって立太子した道祖王に代わり
   孝謙天皇により天平宝字二年(758)に譲位され 天皇となった人です
  阿倍仲麻呂と強い関係があり 結果的に 淡路に流されそこで亡くなります
  その為 「淡路廃帝」と呼ばれます 

  孝謙天皇は弓削道鏡との話で有名な人です

  狛犬さんは台座に昭和六十三年二月吉日と刻まれていました
  新しい狛犬さん達ですが いい顔してますよね

木曜日, 7月 26, 2007

狛犬さん 263

2007.07.23 徳島県阿南市新野 室姫神社
 このお宮さんは 中世の岡山城祉にあります
  城があったのは 中世だったそうですが 中世とは 平安時代から戦国時代までだそうで
  室町時代か戦国時代に 砦があったのでしょうか
  山自体が 急げば1~2分くらいで上がれる 低い小さな山です
 
 狛犬さん 胴が長いタイプで 徳島ではあまり見かけないように思います


 狛犬さんの顔も独特で かなりのゲジゲジ眉です
  写真では 判りにくいんですが 
  狛犬さんの素材 まるでセメントに小石を混ぜて作ったみたいなんです
 セメントで作るほうが大変ですから やはり御影石か何かなのでしょうか

水曜日, 7月 25, 2007

狛犬さん 262

2007・07.23 徳島県阿南市新野 轟神社
 昨日一緒にアップするつもりでしたが 忘れていて 本日単独でアップします
 
 阿形の足元に居た 小さな狛犬さんです
  小さいけれど 鋭い牙が見えていて とても精悍な顔をしています
 吽形の姿が何処にも見えません
  何故阿形だけになったのか そしてどうしてここに居るのか
  不思議です

火曜日, 7月 24, 2007

狛犬さん 261

2006.07.23 徳島県阿南市新野 轟神社
 弘仁五年(814)奈良県生駒郡三郷町 龍田神社より
 級長津比古命(しなつひこのみこと)・級長津比女神(しなつひめ)の二柱を分霊したそうです
  この二柱の神様は 「風」を司る神様で 海上航海安全・五穀豊穣の御神徳があるそうです
 名前の“しな”には“息が長い”と言う意味があるそうです
  息が長く続くように祈ると言うことは 風が吹くように祈ると言うことで
  昔 製鉄をする時 蹈鞴(たたら・ふいご)を使う前は 自然の風を利用したので
  長くそして強い(多分)風が吹くように祈った
   そんな説もあるようです
 風鎮めか 風が吹くように祈ったか 
  いずれにしても 自然に祈りを捧げる昔の人の生活が しのばれます
 
 吽形のほうには はっきりと角が見えています
  威嚇する狛犬さんが多いようですが この狛犬さん達は 穏やかなお顔です 

月曜日, 7月 16, 2007

狛犬さん 260

2007.07.12 徳島県阿南市桑野町 十二所神社
 十二所神社(じゅうにしょじんじゃ)は「じゅうにそじんじゃ」と呼ばれるところもあるそうです
  多くは熊野三山の神を勧請したものだそうです
  熊野三山の神様は 家都御子神(ケツミコノカミ)・熊野速玉男神(クマノハヤタマオノカミ)・熊野牟須美神(クマノフスミノカミ)の三柱
  家都御子神は素盞鳴尊、熊野速玉男神は伊邪那岐命、熊野牟須美神は伊邪那美命のことだそうです
  その三柱の神様がそれぞれのご祭神を勧請しあい 更に天照大神を祀っているので
  一つの社に四柱の神様が 祀られていることになります
  合計 十二柱の神様になるので 十二所神社になるわけです
 
 但し ここのお社は 小さなものが 一つだけ
  田んぼの真ん中に こんもりと茂った鎮守の森
   でも傍に行くと そのほとんどは木は無く耕されて畑になっています
  畑の奥 外からでは見つからないところに小さなお社と小さな狛犬さん達が居ました
 台座には 明治十九年
      一月十五日と 刻まれていました

日曜日, 7月 15, 2007

狛犬さん 259

2007.07.12 徳島県阿南市桑野町 皇子神社
 写真には写っていませんが 狛犬さんの周りに蜂がたくさん飛んでいました
  よく見るとジガバチのようでしたが 怖かった

 狛犬さんは 徳島県でよく見るタイプです

土曜日, 7月 14, 2007

狛犬さん 258

2007.07.08 徳島県阿南市桑野町中富 鎮守さん?
 地図を持っていくのを忘れ なんとなく歩いていて 見つけた狛犬さんです
   後で地図を見ましたが このお宮さんは載っていませんでした
  何処にもお宮さんの名前が無いので 「鎮守さん」と言うことにしておきます
  
 台座には 平成八年十月吉日と刻まれています

金曜日, 7月 13, 2007

狛犬さん 258

2007・07・08 徳島県阿南市桑野町甘枝 八坂神社
 この狛犬さん達は お顔がユニーク
  普通の狛犬さん達は お鼻が獅子鼻が多いのですが まるで人間の鼻のようです
 吽形には 小さな角と思われるふくらみがあります
 台座には 寛政五癸丑年(1793)
      八月○五日 と刻まれています
 狛犬さんの歯 口の真ん中にしかありません
  数えると7本です


 狛犬さんの横顔です
  人間の顔のように思えます

木曜日, 7月 12, 2007

狛犬さん 257

2007.07.08 徳島県阿南市桑野町中野 天神社内蛭子神社
 台座に牡丹の花が彫ってある 徳島でよく見かけるタイプの狛犬さんです
  小さいけれど 怖い顔をして 迫力充分です


 お宮さんに入ろうとすると こんな像がお出迎えしてくれます
  狛犬さんによく似た獅子では無くて これはどう見ても ライオン
  台座に 昭和十四年七月十六日の日付が刻まれています

水曜日, 7月 11, 2007

狛犬さん 256

2007.07.08 徳島県阿南市桑野町中野 天神社
 このお宮さんは JR桑野駅のすぐ前にあります
 顔がちょっと個性的なのですが 玉垣との間に隙間がほとんど無く 写せないんです
  吽形の頭には 小さなふくらみがあります
  台座に 石工 清延晴 と刻まれていました 


 でも何とか 顔だけ撮って見ました
  歯が口一杯に生えてるのではなく 左右に隙間が在るんです
  前歯だけで奥歯がないように見えます

火曜日, 7月 10, 2007

狛犬さん 255

2007.07.08 徳島県阿南市桑野町 川上神社
 徳島県で よく見かけるタイプの狛犬さんです
  サイズは50cm程の小さな狛犬さんです
 台座には 昭和八年十二月三十日と刻まれています

月曜日, 7月 09, 2007

狛犬さん 254

2007.07.08 徳島県阿南市桑野町 子安神社
 阿・吽形どちらもすごい歯です
  吽形の頭には 小さなふくらみがあります
 台座には 嘉永○○ 九月吉日と刻まれています
  嘉永年間は 西暦1848~1853年になりますから 150年ほど昔の狛犬さんです