楼門をくぐって 少し先の左手に
大きな楠が見えてきます
その奥に鎮座するのは宇迦神社
御祭神は 宇賀神
この神様も一言では説明が難しい神様です
宇迦之御魂神(お稲荷さん)に由来するらしいです
この神様の姿は 人頭蛇身で
頭部は老翁だとか女性だとか 一様ではないそうです
後に仏教との習合が行われ ますます複雑になっています
仏教では 弁才天と合体しているとか
御本殿は神池の中に立っています
拝殿の前にいた狛犬さんたちです
台座には 明治丗七年(1904)
三月吉日
と刻まれていました
日本帝国陸海軍為軍人 の文字は
軍神の性格がよく出ているように見えました
宇迦神社の前の大楠です
説明版によりますと
能因法師 雨乞の楠 日本最古の楠(樹齢三,〇〇〇年)だそうです
で後冷泉天皇の御代(九〇〇年前)
伊予国守藤原範国は能因法師を
使者として祈雨の為参拝させた
其の時
「天の川苗代水にせきくだせ
天降ります神ならば神」と
詠じ幣帛に書付け祈請したところ
伊予国中に三日三晩雨が降った
(金葉和歌集)と伝えられている
能因法師は平安中期の僧侶で
小倉百人一首の
「嵐吹く 三室の山の もみじ葉は
龍田の川の錦なりけり」
で有名ですよね
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