土曜日, 2月 02, 2013

狛犬さん 1232

2012.11.04 香川県仲多度郡琴平町 金刀比羅大神宮
 主たる御祭神は 大物主神
 相殿に 崇徳天皇が 祀られているそうです

 玉藻集(延宝5年<1677年>や讃州府志(延享2年<1745年>などに
  それぞれ「この山の鎮座すでに三千年に近づく
 とあるそうです
 往古は 大物主神を祀り 琴平神社と称していたが
 中古本地垂迹説の影響を受け 金毘羅大権現と改称
 永万元年(1165)に相殿に 崇徳天皇を合祀する
  その後 明治元年(1868 )に神仏混淆が廃止
 元の神社に戻り 同年七月に宮号を受け
 金刀比羅宮と改称し 現在に至る
       だそうです

  崇徳天皇は 鳥羽天皇の皇子だが
 祖父の白河上皇の子供だとの噂があり
 父に疎まれたという話が 有名ですが
  保元の乱の後  讃岐に流された
 亡くなった後 怨霊になったとされる

 小倉百人一首の 
   瀬を早み 岩にせかるる瀧川の
       われても末に あはむとぞ思ふ
    で 有名ですね

 長い参道の最初に居た狛犬さんです
 説明版に依りますと
重要有形民俗文化財
     備前焼 狛犬 昭和三十四年指定
     この付近から大門までの急な坂を
    「一の坂」と呼ぶ
     備前岡山の「長榮講」により
    天保十五年(一八四四)に奉納された
     この備前焼の狛犬は
    高さ約五尺の大きなもので
    備前焼でつくられた狛犬のなかでも
    一、二を争う大きさの良作である
    この狛犬は備前伊部村の木村長十郎他
    六名の細工人によってつくられた
    いずれも木村一族の人々で
    長十郎は当宮の他 岡山市の高松稲荷の
    狛犬にも細工人として名前が残る
   
だそうです  

 狛犬さんの後ろ足に
      天保十五年(1844)
          辰三月吉旦
      備前圀伊部村
          ?細工人
              木村桊 (?)蔵長房
              同  文?貞康
              同  傳吉實近
              同  眞平友貞(?)
  細工人の名前は 私の勘で読んでみました
 間違ってる可能性大です

          
 












 観光客の皆さんは 階段を上るの一生懸命で
 周りをなかなかご覧になれないようですが
  この建物は灯明堂です
   説明板に依りますと
         昭和四十五年指定
         重要有形民俗文化財
 灯明堂と釣灯籠
   こんぴら信仰は、庶民の、そして
   漁民や船乗りの間にこと篤く、
   この灯明堂は安政五年(一八五八年)
   に建てられたもので、備後国因之
   島浦々講中の寄進になり、芸予
   諸島の人びと名とともに、堂内の
   扁額に棟梁、大工、鍛冶、木臼、石工、
   左官、瓦師などの名が記されて
   いる。切妻造、瓦葺、四間一面の
   この堂には船の竜骨状の下梁を
   用い、いかにも島の大工がたてた
   らしい珍しい構造である。
  
だそうです






 

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