火曜日, 11月 20, 2007

狛犬さん 350

2007.10.29 徳島県阿南市富岡町 八幡神社 
 阿形の顔がかわいそうに欠けています
 吽形のほうを見ていただくと解りますが あごひげが素敵です

 台座に寛政十二庚申(1800)八月吉祥日と刻まれていました

 このお宮さんの周りは 遊歩道として整備されていて 散歩にはよさそうなとことです

月曜日, 11月 19, 2007

狛犬さん 349

2007.10.29 徳島県阿南市日開野町 皇子神社
 本殿の前に居ました
 制作年代は不明ですが 徳島県の狛犬さんの特徴は現れています


 口の中の珠ですが よく見ると同心円状の線が刻まれていました

日曜日, 11月 18, 2007

狛犬さん 348

2007.10.29 徳島県阿南市日開野町 皇子神社
 徳島県でよく見られる顔の狛犬さんです
  
 台座には 大正八未年十一月吉日と刻まれています

 この日はまだ暑く 周りを蚊が周りを飛んでいて 写真を撮る手にとまり
  ついそれを払いのけようと シャッターを切ったとたん 手を動かすことが多かったので
        写真がどれも ぶれています
  ぶれた写真は普段以上にあります

土曜日, 11月 17, 2007

狛犬さん 347

2007.10.29 徳島県阿南市日開野町 皇子神社
 台座は古いもので 文化三丙寅(1806)六月吉日と刻まれていますが  
    狛犬さんは昭和の末か平成の物のようです

 由緒書きが何処にもないので ご祭神はわかりません
 神武天皇を祭っているところもあれば 有馬皇子を祭っているところも
  神武天皇がご祭神の可能性はあっても 有馬皇子は関係ないでしょうね

金曜日, 11月 16, 2007

狛犬さん 346

2007.10.29 徳島県阿南市才見町 落雷神社
 台座に 吽形は牡丹の花
     阿形は伊勢の二見が浦 の彫刻があります
 このパターンも よくあるデザインです

 昭和十三年(1938)七月と刻まれています
  意外と新しい狛犬さんですが すでに70年経っています

木曜日, 11月 15, 2007

狛犬さん 345

2007.10.29 徳島県阿南市才見町 落雷神社
 土地の人は「おちがみさん」と呼んでいます
 昔このあたりに 雷さんが落ち その後作られたとか

 由緒はわかりませんが 雷の神様でしたらご祭神は
  京都 上賀茂神社のご祭神 加茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)でしょうか

 吽形の頭に 触ると微かにふくらみが感じられますが 角ではないようです

水曜日, 11月 14, 2007

狛犬さん 344

2007.10.29 徳島県阿南市見能林町東浦 八坂。八柱神社
 狛犬さんは 昭和五十二年九月に建立されたものです
 本殿も鳥居も全てが 新しいお宮さんです


 このお宮さんは 昨日の子守神社のすぐ隣にあり 小さな坂で繋がれています
  その坂を通ってお隣に行こうとして こんなものが
 新しく積み上げられた 石垣の途中から 狛犬さんが飛び出しています
 これは阿形ですが 吽形のほうはあたりを探してみましたが ありませんでした 

火曜日, 11月 13, 2007

狛犬さん 343

2007.10.29 徳島県阿南市見能林町東浦 子安神社
 由緒はわかりませんが 他の子安神社のご祭神は
  木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)のようです
 しかしこの神様は 山・火・酒造の神様のようです
 父親は大山祗神で これまた山・酒造の神様です
 夫は天照大神の孫の邇邇芸命 農業・稲穂の神様です

 邇邇芸命が下界で見つけた妻が木華開耶姫命
  一夜を共にした翌日 木華開耶姫命は夫に「もう妊娠していて臨月です」と告げました  夫は「一晩で孕むなんて 別の国津神の子ではないか」と疑います 
 木華開耶姫命は 疑われたことが心外で八尋の産屋を作り出入り口を付けずそこに籠ります
  「国神の子ならば無事には生まれないでしょう。
            天神の子ならばきっと無事に生まれます」
 いよいよ出産の時が迫ると 産屋の内側から火をつけ 燃え盛る炎の中で
  火照命(ほでりのみこと)・火須勢理命(ほすせりのみこと)・火遠理命(ほおりのみこと)
   の三人を無事に出産したそうです
 そのような神話から木華開耶姫命は 安産の神様として 信仰されるようになったとか

 狛犬さんは徳島県ではよく見かけるタイプです
  台座に刻まれている文字がよくわからないのですが
   庚天保○年 九月吉 と読めます
 天保元年(1830)は庚寅 天保十一年(1840)は庚子 いずれかでしょうか
  いずれにしても 150~160年ほど前になります

日曜日, 11月 11, 2007

狛犬さん 342

2007.10.29 徳島県阿南市学原町 天満・八坂神社
 天満神社のご祭神は 菅原道真
 八坂神社のご祭神は 素戔嗚命・櫛稲田姫命・八柱御子神でしょうか

 吽形の頭には 角がありますね
 かなり摩滅していて 古いように見えますが 年代は解りませんでした


 角と言うには 少し違うような気もしますが こんな風になっています

土曜日, 11月 10, 2007

狛犬さん 341

2007.10.10 兵庫県篠山市網掛 八柱神社
 ご祭神は
    皇大御神 (天照大御神)
    天児屋根命(広田大神)
    蛭子大神 (戎  神)
    應神天皇 (八幡大神)
    保食大神 (豊受大神)
    厳島比咩神(弁天大神)
    住吉大神
    大物主大神(大国大神)
 台座に 平成十年五月吉日と刻まれていました
  狛犬さんは新しいものですが 灯篭には 寛政四年(1792)と刻まれていて
  お宮さんの古さを思わされます


 吽形の足の下にいる 子供の顔です
   重いよぅ と言っているみたいですね

金曜日, 11月 09, 2007

狛犬さん 340

2007.10.10 兵庫県篠山市網掛 春日神社
 何百箇所かのお宮さんを回りましたが 写真を見ると どのような道を通り
  どんな場所にあったか 思い出せるのですが
 このお宮さんは 記憶が定かではありません
 お宮さん自体は 覚えていますが 何処を通って行ったのでしょう

 お社はそんなに大きなものではありませんが 格調高いお社でした

 台座には 大正七年戊午(1918)二月吉日と刻まれています
  九十年は 経っているのですね

木曜日, 11月 08, 2007

狛犬さん 339

2007.10.10 兵庫県篠山市東吹 天満神社
 狛犬さんの台座に 御大典記念・大正四○十一月と刻まれています
  御大典とは 天皇が 即位式・大嘗祭をあわせて 大礼・大典と言うそうです
  大嘗祭とは 天皇が即位式を終えた後 五穀豊穣を感謝し その継続を祈る
  一代一度の儀式だそうです
 大正天皇は 大正四年十一月十日に 行ったそうです

 お宮さんの傍で会った方が教えてくださったのですが
 このお宮さんには 数年前まで 立杭焼きの狛犬さんが居たそうですが
  破損・盗難を恐れ 今は陶の里に保管されているそうです
 篠山の狛犬さんは 前足をそろえ 行儀よく座っているものがよくあります
 阿形の口の中の珠は 動きます

水曜日, 11月 07, 2007

狛犬さん 338

2007.10.10 兵庫県篠山市大沢 八幡神社
 JR篠山口駅から 歩いて5~6分のところにあります
 由緒はわかりませんが 古そうなお宮さんです

 吽形のほうは 子供をつれています
 阿形の方は 口の中の珠が動くタイプです

 狛犬さんの台座に 「三重縣」の文字が読み取れます
  篠山出身 三重縣在住の方なのでしょうか


 判りにくいかもしれませんが 吽形の足元に まつわりついている子犬さんです

火曜日, 11月 06, 2007

狛犬さん 337

2007.10.10 兵庫県篠山市西吹天神 二村神社
 ご祭神は 伊弉諾尊(伊邪那岐命)いざなぎのみこと
      伊弉由尊(伊邪那美命)いざなみのみこと
 創建 天平勝宝時代(西暦750年頃)
    平安後期 延喜時代(西暦900年代)市内七式内社の一社となる

 狛犬さん前足をきちんと揃えて お行儀が良いですね
 台座には 大正五年九月と刻まれていました


 本殿の階にいましたが 新しいものですね

月曜日, 11月 05, 2007

狛犬さん 336

2007.10.10 兵庫県篠山市吹新 愛宕神社
 篠山青年会議所の近くに ひっそりと建っていました
  お宮さんの階段脇にある看板によると
  
愛宕神社
   吹新古文書によると、元禄拾参年午之年の建立で
   現在の社殿は昭和五拾八年再建された。
   当鎮守の森には氏神の春日神社が祭祀されていたが、
   明治四拾壱年東吹下春日神社に合祀されている。
   村人崇拝の的である愛宕神社は災害守護特に鎮火の守護神であり
   村始まりの貞享参年寅(1686)之参月より 
   出火危機一髪の際にも大火に至らず
   今日におよんでいる   毎年壱月貮拾四日祭礼日
         昭和六拾参年六月吉日 之建

  
   西暦で記入しようしましたが 元禄拾参年(1700)は辰之年
    午之年は 元禄拾五年になるんです
   いずれにしても 村が出来てすぐ建立されたのですね
  鳥居が珍しく 木で出来ていました
  狛犬さんの台座には 平成九年一月吉日と 刻まれていました 

日曜日, 11月 04, 2007

狛犬さん 335

2007.10.07 神戸市中央区諏訪山町 諏訪神社内琴浦大明神
 このお宮さんは 1600年ほど昔に 創建されたそうです
 ご祭神は 諏訪明神
  健御名方大神 大国主命の子供で 軍神・狩猟神(山の神)・農耕神(風の神)
    天照大神から国譲りを命じられた時 最後まで反対をし 最後は出雲を追われ
    信濃の国に逃れ諏訪湖のほとりに隠棲したそうです
  八坂刀売命(やさかとみのみこと)は健御名方大神の奥さんです
  
  十六代仁徳天皇の皇后(八田皇女)の離宮鎮護の神として祭られたのが始まりだとか

 この狛犬さんは 本殿の後ろに小さな祠が沢山あり 
  その中の琴浦大明神の前にいました 

 諏訪神社の本殿の前には 狛犬さんではなくて 狐さんが座ってます
 狐さんと言えば お稲荷さんのイメージなのですが 
  稲荷神社のご祭神は宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)のはずですが


 沢山いた狐さんの中で この狐さんの顔が 気に入りましたのでご紹介します
  いい顔していますでしょう

土曜日, 11月 03, 2007

狛犬さん 334

2007.10.05 神戸市兵庫区和田宮通 和田神社内巳塚
 白蛇は神様(和田明神)のお使いだそうです
  お稲荷さんの祠の奥に 巳塚がありました
 白蛇さんを 確か「みぃさん」と関西では呼んでいたと 記憶しています

 小さな狛犬さんですが みぃさんを ちゃんと守っていますね


 巳塚です
  最初見たとき どれほど驚いたか ご想像ください

金曜日, 11月 02, 2007

狛犬さん 333

2007.10.05 神戸市兵庫区和田宮通 和田神社内秋葉神社
 ご祭神は 佐田比古神(さだひこのかみ)(方除の神様)
      忌火産霊神(かぐつちのかみ)(台所の神様)
      天宇受賣命(あめのうずめのみこと)(芸能の神様)
      大宮能咩神(おおみやのめのかみ)(和平の神様)
 お宮さんのサイトでは四柱の神様の名前が書かれていますが
 祠の横の看板には 最初の三柱の神様の名前だけでした

 秋葉神社は 火を司る神様です 
 兵庫津には高田屋嘉兵衛・工楽松右衛門等大きな廻船問屋があり 
  火事が起これば人命財産を失うわけで 特に気をつけなければならないことでした
 八月に斎行される蔡典では 燃えている火を消火する「鎮火の儀」が行われるそうです

木曜日, 11月 01, 2007

狛犬さん 332

2007.10.05 神戸市兵庫区和田宮通 和田神社
 狛犬さんの横に こんなことが書いてあります
  
狛犬(こまいぬ)高麗犬、胡麻犬とも書き、
  お社の内外をお守り致しております
  当神社では特に止める信仰があります
  一、受験のすべり止め
  一、これ以上不幸にならないよう不幸を止める
  一、愛を止めておく
  一、家出人の足を止める
  願いをこめて神社でお払いした布がありますから、
  しっかりと結んでください

 皆さん 色々の願いを込めて結ばれたのでしょうね
  吽形の右足の下には 子供の狛犬さんがいるのですが 見えなくなっています

 台座には 明治四十一年(1908)十二月吉日建立とあります